2013年11月4日

週末フライト miniCPテールローター縮小

先週の飛行会で残念なできだったminiCP-2Sですが、まずは目標として
  • 背面テールファーストで走らせてもテールが風で押されてノーズファーストにならない
  • 横チクっぽいものができるパワー
を目指します。ええ、目標は1SのkantaさんmCPXです(泣)


まずは比較のために、テールローターに前回と同じ3D-PROの48mmと、さらに大きい56mmを着けて軽くテールファーストでサークルしてみました。今週はほぼ無風です。

……こわぃ! あっという間にテールが押されてくるっとノーズファーストに変化しました。これがたまたま自分に向かってくる途中だったから(背面の対面ホバは慣れてるので)反射的に止められたけど、遠ざかる途中だったら落としてました。


その後、BLHeliの設定でいろいろとテールブレーキを試したけど、今のところこれ以上どの組み合わせにしてもテールが突然停止してくるくるぱー墜落を免れません。
結局BLHeli設定は今までとほぼ同じにとどまりました。
正確にはこの後MotorGainを最大に、ThrottoleChangeRateを255に戻しました。
でもテールの巻き込みやすさには変化なし。
となると、今度はkantaさんに教わった、わざと少し効率の悪いテールローターを使って自発的に減速させる作戦です。
手持ちはV922純正、KBDDのmCPX用、V911用、nano CPX純正、CB100用といったあたりです。0.8mmシャフト用のも含まれてますが、穴くらいぐりぐり拡大して装着します。
これで部屋の天井付近をホバさせて、0ピッチで落とした時に一番右を向かないものを選びます。

いかにも減速しそうなCB100用はやっぱりテール勝ちでダメ。部屋ホバでも完全に180度回頭するくらい右に回りました。nano CPXも少し勝ち気味。
他の3種は良好でしたが、V922とV911は普通にピッチポンプした時にテールが負けそうになるほど弱いのでいくらなんでも弱すぎ。

というわけで、最終的にKBDDのmCPX用が選定されました。直径は40mmで、悔しいことにT-REX 150のテールローターにサイズも形もそっくりです。やはりメーカーの知識はすごい…
これで今日小雨の中、お外フライトでテールファーストで走らせてみましたが、まったく危なげなくすぱーんと走りました!  後はなんとか風に耐えられれば行けそうです。
あ、今気づいたけど横風を受けることを考えたらこの尾翼は不利ですね。SCP純正タイプの骨だけテールフィンに変えましょう。

パワーは、前回使った240mAh再生リポの中に極端に内部抵抗が高いものが数本混じっていたようで、nano-Techの260mAhを使ったら(腕さえあれば)横チクれそうなパワーがありました。ただそれでもkantaさんのmCPXにはまだ負けている気がします。

使っているモーターは同じHP06Sなんですが、私のは2S用の6800kVで、2倍にしても16200kVにはなりません。モーターのパワーはkVだけでは語れないとは言うものの、同じ部材を使って巻き方だけで調節した場合は、kVが高い方がハイパワーらしい、というのが最近のnob先生の調査結果なので、パワーはモーター次第で今後どうにでもなると思うことにしました。


ウデの問題のほかに、もう一つ浮上した問題がロールレートです。横チクっぽい動きはできるものの、横チクれたと言えないほどにこのextreme mCPX BL用メインブレードはロールレートが低いです。ほどよく重くてピッチ方向にはすごく瞬発力があるんですが…

DRを増やせば行けるかと思ってたんですが、確認してみたらもうこれ以上サーボが動かないところまで増やしきっていました。
mCPX組との大きな違いはスワッシュで、ここの出力足の直径がminiCPはかなり小さいです。V911みたいに出力足の直径が大小選べたらよかったんですが…。
仕方ないのでブレード重量でいろいろ試すしか無さそうです。2.8gくらいのがあるといいんですけどね。



もう一機、1SのV922に、今までで一番パワーのあったHK14000kVモーターを戻してあげて、テールを7mmブラシで飛ばしてみました。
いろいろ実験に使ってたせいで無駄にスーパーロングテールですが、
ここまで長い必要ないです。後で戻しておこうと思います。
今まで純正ブレードだとガクガクして非常に不安定で、飛ぶことは飛ぶもののあまり楽しくなかったんですが、HKRCで買ったmCPX用ブレードに代えたらビシっと安定して飛ぶようになりました。
もちろん今日の弱風下ではありますが、テールファーストでかなり高速に回しても大丈夫でした。まあこいつは7mmブラシですからどっちかというとテール負けの心配ですよね…

miniCPと違ってV922はスワッシュ出力の可動範囲がバカでかいので、この重さのブレードでも難なくすぱすぱ回ります。kantaさんのmCPXみたいに、裏返す時にぶばしゅっ、という音が出るようになりました。
さすがに横チクは、かなりゆっくりじゃないと回転落ちしちゃってダメでした。


おまけ
FBL80をコンクリートの上にうっかり落としたら、そんなに激しく落としてないのに骨折しました。
びっくり。こんなとこ折れるんだ…

6 件のコメント:

  1. nobさんとこでも拝見しましたけど、テールにパワーがある場合は、小さめのローターでレスポンスを良くした方がイイんですね!
    MCPで感じたんですけど、ブラシレスの回転数レスポンスって、かなり遅い様な感じがしたんですが・・・設定か何かの問題なんですかね?

    MCPのブラシレスを経験したせいか?
    最近、寒くなってバッテリーに元気が無くなったせいか?
    V120やSCPにパワーが無くて、ハイパワー化病にかかりそうです~(^〇^;)

    SCPは新品のバッテリーを購入済みなのに、ケチって古いの使っていたんですが、1分台でパワーが無くなるので、思いきって廃棄処分しますぅ~(^_^;)

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    1. こんばんはー。遅くなってごめんなさい。
      大型テールローターを薦めておいてあっさり寝返ってごめんなさい…
      モーターにパワーがあるって前提と、あと電力カット時にするする回るコアレスとガチガチに硬いブラシレスではまた違うのかもしれないですねー。

      メインモーターのブラシレスESCは、ヘリとか飛行機用の場合はたいてい回転をスムーズに変化させる移動平均フィルタが入ってるですよー。
      固定ピッチ機にブラシレスを使うことはめったに無いので、基本的に回転は一定であるほど良いですからね。
      回転数で推力を制御する、テールローターやマルチコプター用のESCはぎゅんぎゅんスロットルに反応するようになってます。

      ふふふ、ハイパワーだと操縦も楽でいいですよー♪
      とはいえ、回転落ちしたときの粘りみたいな力強さはブラシモーターの方がある気がします。
      ブラシレスにすると、負荷をかけ続けたり風が強かったりして回転が落ちすぎると、なぜかトルクまで落ちてしまってそのままふにゃふにゃ墜落することがありますねー。

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  2. 多分、ヘリのテールは、小ピッチ大径ペラより、大ピッチ小径ペラの方が相性がいいのだと思いますー。
    レスポンスがよくなるのと、横風の影響というか、風見鶏効果が弱くなるというか。。。 多分。。。w

    あと、理論上は、KVが高くても低くても、適当な負荷の範囲内であれば、パワーは最終的には投入ワット数で決まるので、、、、それと、低電流の方が発熱とか無駄なエネルギーを使わないので、低KV、高電圧、低電流のほうが
    有利なはずだと思います。。。 って、これも多分。。。w

    たぶん、、、今のモータで、ピニオンの歯数を上げていくのがよいのかもです。。。
    回転数が上がれば、ロールレートとかもかなり上がりますです。

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    1. ありがとうございます。テールローターはほんとおっしゃる通りですね!

      今までテールローターを推力発生デバイスとしてだけ考えてたんですが、オートローテーションみたいな意味で、たとえ推力を発生させてなくてもローターが回転してるとそこは空気を通さない板切れみたいなもんだと思うべきなのかもしれませんね。そう考えると最大推力さえ足りるならローター面積は小さいほどいいですね。

      低kVに高電圧了解です!抵抗での熱ロスは電流の2乗に比例ですもんね。電流が減らせるなら、ESCの負荷も1Sより2Sの方が楽ってことですよね。


      ロールレートの件もなるほどです。回転上げると落とした時の被害が大きいのでピニオンの歯数をめいっぱい減らして回転を下げてましたが、もっと多い歯数も試してみようと思います。

      ものすごく勉強になります。ありがとうございます!

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  3. なんか目標にしていただいてありがたいやら恥ずかしいやら・・・(^_^;
    ぼくのmCPXですが、先週墜落してとうとうテールモーターHP03T8000kvが根元で断線してしまいました。
    nobさんみたく巻きなおさないと復活は難しそうです。
    そこで在庫していたHK12000kvモーターに交換です。
    このモーターはBLHheliの設定でGAINを0.75くらいにしないと安定しなかったのですが、nobさんの記事とこの記事を読んで実験的にローターを小さくしてGAINを上げてみようと思います。
    また、結果が出たらご報告します~

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    1. ほんとに遠い目標ですよー。
      教えていただいたテールファーストで走らせるテストはすごくわかりやすいです。フリップだといくら負荷かけてもテール勝ち方向のテストにはならないですもんね。

      あいやぁ、切れてしまいましたかー。。モーター巻き直しは単に復活させるためだけだと割に合わないですよね…
      元々1Sで8000kVだとちょっと回転低めで絶対的なテールの抑えはかなり厳しいと思うんですが、それでもあの激しい入力を抑えきって飛んでたんですよねぇ・・・
      我が家のV922も、mCPX路線をイメージして1Sで飛ばしてますが、HK12000+小径ローターでワグもなくかなりいい感じに飛んでいます。あとでBLHeli設定確認してみます。

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