2013年9月20日

V922 ダブルブラシレス

前回の記事でブラシレス化したV922ですが、モーターのパワーが微妙でした。
具体的にはヘッドスピードが純正ブラシと大差ないわりに、負荷がかかったときの回転の落ち込みも激しいです。

今回は14000KV_Brushless_Main_Motor_for_Micro_Heli_suits_MCPX_FBL100にモーターを差し替えて9Tピニオンを使ってみます。

ただ、こいつはとにかく回転がバカっぱやいので、単にメインモーターを交換しただけだと特にスロットルがフラットじゃないノーマルモードでは7mmテールではまるで制御できません。

どうせminiCPの2S化でブラシレステールを使い始めたので、1Sのブラシレステールも使ってみるか、ということで、miniCPで失格扱いになったHP03T(9000kV)を着けてみました。

テールモーターホルダーはV911用の6mmホルダーを適当にカットして使用。テールフィンは脱着式のY911用をとりあえず装着しました。
テールローターはminiCPに使ってる大径ローターの方が効率いいんですが、入手製から言うとヘリモンでいくらでも買えるCB100用の方がいいのでとりあえずそれを使っています。


結果をまとめてませんが以前みたいなテールローター単体テストはもちろん済ませてあって、実はたいした推力は確認できていません。
HP03Tを1S全力駆動したときで、CB100ローターが14g、SCP大径ローターでやっと17gくらいです。(7mmブラシモーターの1mmシャフト版に装着すると、それぞれ15g, 19gの推力が出ます)

最大推力だけ考えると、1Sではブラシレスにする意味が全く感じられないのですが、実際使ってみると確かに7mmテールのときよりかなりテールホールドの限界は上がっています。トルクが段違いに高いのと、たぶんメインモーターと電流を奪い合って電圧が降下したときの推力低下が少ないんだと思います。

トルクの違いは、7mmモーターではテールローターが障害物に触れると回転が停止して機体が横転する、て程度ですが、ブラシレステールではテールローターが障害物に触れるとテールローターが砕け散る、てほど違います。。。


こういうふつーの使い方をするとOrigin double ESCはとてもシンプルでいいですね。
テールのPWM信号は
3連FETの左端のから取ります。

メインモーターの配線が派手になったので、キャノピーをカットして配線を逃がしてる箇所がエンジンのサイド排気みたいでかっこいいです。


部屋ホバした感じでは、怖い(笑)
ヘッドスピードはクレイジーなレベルまで高くなりました。アイドルアップに入れて、ピッチポンプでぴょんぴょんテールの押さえを確かめようとしたんですが、一瞬で天井に当たりそうになるのでろくに負荷がかけられませんでした。

一方で、さすがにモーターが小さいだけあってトルクは十分ではないです。左右に軽く振ると回転が落ちるのがわかるので、外で風が吹いていると大幅に性能が落ちるかもしれません。チク向きではありませんね。(できもしないくせに)


ここまでヘッドスピードはいらないと思うので本当はギア比を下げたいのですが、シャフト1.5mmだとピニオンの選択肢が。。。無理やりシャフト研磨するか、適当なほかのmCPX用モーターから段付き1mmピニオン仕様のシャフトを移植するか…



フライト時間は、純正300mAhリポのままでアイドルアップで3分30秒まで元気でした。ただ無風インドアですから、外ではもっと少ないと思います。

うーん、SCP系での今までの苦労を思うと、こちらはハイパワー1Sには明らかに向いている気がします。mCPX系の機体が偉いのか、ダブルブラシレスが偉いのか。


あ、BLHeliパラメータ調整は一切してない状態なので、テールワグは激しいです。常にテールが左右にわぅわぅわぅわうと小刻みに動いています。まあまだまだこれからです…

4 件のコメント:

  1. sachihoさん、こんにちわ!
    ブラシレス化するからには凶暴なパワーを求めてしまいますよね~!
    CB100のテールブレードってFBLシリーズに似てますよね?
    とゆーことはあまり効率が良くないのでしょか?
    テールブレードって応答性がキモなので深ピッチよりもレスポンス重視の浅ピッチが良いのかもしれませんね~。
    ピッチよりも深いRCヘリの世界です・・・。

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  2. そうなんです!
    形状はFBL100純正にそっくりで、寸法だけぴったり1.5倍の大きさです。
    そーとー大きいくせにSCP純正よりスラストが少ないので、これを使うかSCPのを穴広げて使うか悩むくらいです。
    けどまあ、効率が悪くてもそのぶん高回転でぶん回せば推力は出るので、2S電源が使えるブラシレスの世界ならなんとか使えます(笑)
    (1Sだと15g程度ですけど2Sならぴったり二倍の30gまで出ます)

    ひとつだけいい所は、固定が軸の摩擦だけじゃなくてモーター側の端っこに径3mmくらいのツメが出ていて、アウトランナーのブラシレスモーター相手ならここをモーターのランナーに接着しちゃえるところです。径1mmでの固定と3mmでの固定じゃぜんぜん強さが違うので、ローターすべりの心配だけはいらないですねー。

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    1. sachihoさん、こんにちわ!
      滑り知らずですか!?
      ぜひ飲み会のギャグにも使いたいところです!(笑)

      パワーさえあればピッチの深いブレードでも風量が出るんですね!
      ふと思ったのは「止め」の部分はどーなんでしょ?
      ピッチが深いと抵抗になりにくいので、テールモータがオフ方向だと影響あるんでしょうか?

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    2. そ、そうなんですよ!(でも砕け散りますけど)

      止める方は、モーター側でほとんど決まってしまいますね。
      ローター種別に関係なくフリーホイールさせてたらまず止め不足になるので、モーター側に確実にブレーキは必要です。
      で、このブレーキ設定が特に2Sだと深い沼でして……

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